過去のブログでも紹介した「類人猿診断」。SUMUSでは、「メンバーのパフォーマンスの最大化」と「適材適所のチーム編成」を目的に、この類人猿診断を取り入れています。今回は、それぞれの類人猿の特徴について詳しく見ていきましょう。
チンパンジーは「勝ち負け重視の積極屋」
■チンパンジーの特徴
考えるよりも即行動。新規プロジェクトの立ち上げなどで先陣を切るタイプです。周囲を巻き込みながら引っ張っていくのも得意で、リーダーに向いています。
■チンパンジーへのアドバイス
自分の意見が通らなかったり、思うようにいかなかったりすると、感情的になってしまう傾向も。つねに一歩引いた状態で物事を考えるクセをつけることが必要です。
オランウータンは「職人気質のこだわり屋」
■オランウータンの特徴
客観的に物事を捉えることに長けているので、戦略立案や数字分析に向いています。また、一人で黙々と仕事をするのが好きで、こだわりの強い料理人にも多いタイプです。
■オランウータンへのアドバイス
数字分析が得意なだけに、物事の判断基準を「論理的に正しいか」だけに重点を置く傾向があります。メンバーの心情やチームワークにも目を向けるようにしましょう。
ゴリラは「平和主義の安定志向」
■ゴリラの特徴
日常の安定を望み、単調な作業の繰り返しの仕事でも飽きずに続ける根気強さがあります。また、チーム内で全員の意見を聞きながら調整していくことも得意です。
■ゴリラへのアドバイス
周囲に対して気を使い、調和を重んじるあまり、自分の考えがないと思われる場合があります。しっかりと意思表示することも意識しましょう。
ボノボは「感情豊かな話好き」
■ボノボの特徴
相手の感情を察することができ、チーム内の人間関係のトラブルなどは、ボノボがいることで解決したり、円滑になったりします。
■ボノボへのアドバイス
依存的な体質で、大好きなリーダーのためなら頑張れるけど、一度嫌いになるとパフォーマンスが落ちる場合も。論理的な価値観も持ち合わせることが重要です。
類人猿診断のまとめ
それぞれの類人猿タイプは人間の本質的な性格や価値観に起因するものなので、たとえばチンパンジーがゴリラになったり、ボノボがオランウータンになったりと、簡単に変えられるものではありません。
ただ、それぞれの特徴を理解したうえで、長所を伸ばし、短所を直すことはできます。また、相手がどの類人猿タイプかわかっていれば、それに合わせた接し方を選んで、円滑なコミュニケーションを図ることがでるわけです。
類人猿診断はタイプ数が4つと少なく実用的なので、会社における組織づくり・組織運営はもちろん、学校やスポーツチームなどでも活用できそうです。