コンサルティング業界で働くWORK

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コンサルティング業界で働く コンサルティング業界で働く

コンサルティング業界の
仕事は何をするの?

コンサルタントとは、分かりやすく言えば企業の医師にあたる仕事です。クライアント企業の現状を正しく把握して、問題を発見し、課題を解決するためのアドバイスや実行支援を行うことが主な仕事です。

そして医師にも多様な分野があるように、コンサルティング会社(コンサルタント)にも様々なタイプがあります。クライアントに長期にわたって寄り添い続けるところもあれば、プロジェクトごとにスポットで支援するところもあり、それが会社ごとの特色の違いの1つです。

様々な企業の問題解決に役立つためには、クライアントからの相談事に答える「コンサルテーション」だけでなく知識や技術を伝授する「インストラクション」、会議を進行する「ファシリテーション」など多角的なスキルが求められます。

ですので、一言に「コンサルタント」といっても教育や戦略設計、企画運営、人と人を繋げる、など様々な役割があり、その携わり方も様々です。

コンサルティング業界は、業界そのものが比較的新しく、まだ100年ほどしか歴史がありません。まだまだ発展途上の業界ですので、経営者の要望や社会の変化に合わせて、日々変化し、サービスの種類も多様化しています。

コンサルティング業界の仕事は何をするの? コンサルティング業界の仕事は何をするの?

コンサルティング
ファームの
ビジネスモデルとは?

コンサルティングファームには
主に3つのビジネスモデルがあります。

固定報酬型

プロジェクトに参画する人数と時間の掛け算(=工数)に応じて報酬が設定されます。成否に関わらず報酬が発生します。

成果報酬型

プロジェクトの成果(経費削減や売上増など)の大きさに応じて報酬が設定されます。成果が出なければ、報酬は発生しません。

投資事業モデル型

報酬として現金ではなくクライアント企業の株式を受け取るモデルです。株価の増減に応じて、利益額が大きく変わります。

コンサルティングファームは、こうしたビジネスモデルを単独で、あるいは組み合わせて収益を生み出しています。最近はこれまで以上に、会社ごとに独自のビジネスモデルで展開するケースが増えています。
これまでコンサルティングファームでは、①に代表される労働集約型のビジネスモデルが主流でした。外資系の大手コンサルティングファームともなれば、1ヶ月のプロジェクトで数千万円以上という大きな金額が動くことになりますが、その中身はほとんどが時間の切り売りです。
そこで、これまでに培ってきた知的資産を活用し、実働なしでも収益が生まれるビジネスモデルも生まれはじめています。例えば、自社のノウハウや知見を書籍やレポートにまとめて販売する、といった形です。
業界全体で、労働集約型のビジネスモデルからの脱却を図ろうという動きが活発化しています。

業界全体の成長、動向は?

国内コンサルティングサービス
市場支出額予測

日本国内のコンサルティング業界の市場規模は、大きく成長を続けています。業界全体の年平均成長率は3.8%。さらにデジタル関連に限ると25.6%のペースで成長を続け、今後も市場規模が拡大していくことが予測されています。

国内コンサルティングサービス市場支出額予測(2015~2020年、2015年は実績、2016~2020年は予測)※ITコンサルティングでは、第3のプラットフォームの導入と運用を「主要な目的」とする案件を「デジタル関連」とした(IDC Japan提供)
引用:IDC Japan「国内ビジネスコンサルティング市場予測、2021年~2025年」、2021年7月1日

国内コンサルティングサービス市場支出額予測 国内コンサルティングサービス市場支出額予測

日本国内コンサルティング市場予測

社会が複雑に変化していく中で、今は昔のように「正解」が1つではなくなり、1つの問題解決手段を大量販売する、というやり方では通用しなくなってしまいました。

問題は多様化・多角化し、同じような業種や規模の会社であっても、解くべき問題は全く違うということも珍しくありません。そんな複雑化した社会の中で、問題解決できる人材を求める声はますます高まっており、それに合わせてコンサルティングのサービスもより拡大・充実しています。

【今後の展望】

コンサルティング業界はまだ歴史が浅いですが、その中でも根強くあり続けるのがマネジメント支援です。マネジメント、プロジェクト管理の本質は、時代が変わり、社会が複雑化しても変わりません。ロングトレンドとして、コンサル業界の安定基盤となっています。
また、景気動向を反映して上下するのがグローバル展開を視野に入れた製造業のコストダウン支援です。この分野は各国のデータを持っている外資系の大手コンサルファームが強いところでもあります。
さらに、近年急激に需要が増えているのが、やはりDX(デジタルトランスフォーメーション)分野です。ビッグデータ分析やAIの導入などデジタル化に向けた支援が人気です。

日本国内コンサルティング市場予測 日本国内コンサルティング市場予測

引用:大谷内 隆輔”1.5兆円のコンサルティング市場規模(2022年現在)の将来予測|コンサル市場規模2022年版~本編②~”「コンサルのあんなこと、こんなこと」2023-01-10.https://www.consul.global/post11805/

【今後の展望】

コンサルティング業界はまだ歴史が浅いですが、その中でも根強くあり続けるのがマネジメント支援です。マネジメント、プロジェクト管理の本質は、時代が変わり、社会が複雑化しても変わりません。ロングトレンドとして、コンサル業界の安定基盤となっています。
また、景気動向を反映して上下するのがグローバル展開を視野に入れた製造業のコストダウン支援です。この分野は各国のデータを持っている外資系の大手コンサルファームが強いところでもあります。
さらに、近年急激に需要が増えているのが、やはりDX(デジタルトランスフォーメーション)分野です。ビッグデータ分析やAIの導入などデジタル化に向けた支援が人気です。

コンサルティング会社の
種類は?

コンサルティング会社には
大きく分けて2つの種類があります。

機能改善

IT、戦略、人材、マーケティング、ブランディング…など、経営機能に特化して機能改善を支援する。クライアント企業の業種・業界は様々で、1つ(あるいは複数)のテーマで横串を刺す。

産業改善

住宅産業、製造業、自動車産業…など、各産業に特化して経営に関わる全般を支援する。ITはもちろん、営業、商品開発など様々なテーマを取り扱いながら、縦串を刺す。

当社、SUMUSの場合は住宅産業に特化して、戦略設計から人事、マーケティングなどを一気通貫で支援する②のタイプです。
横串と縦串という表現をしましたが、社会が複雑化していく中で、今この横の線と縦の線が次々と増えています。
DXやアウトソーシングなど新しい機能が次々と出てきており、また産業も細分化したり、新規産業が生まれたりと、横と縦の網目がどんどん細かくなることで業界全体で社会を広く丁寧にカバーできるようになっています。

コンサルティング会社の種類は? コンサルティング会社の種類は?

コンサルティング業界に
求められる人材

コンサルティング業界には、いわゆる“頭がいい人”はたくさんいます。しかし、正解が1つではなく、百社百通りあるこの時代に求められる人材になるには、問題解決というコンサルティングの本質を楽しめるかどうかが、重要だと私たちは考えています。

アップデートを楽しむことができる

AI技術が発達し、仕事でもプライベートでも色々なものが自動化されていく今の時代は、楽をしようと思えばいくらでも楽をすることができます。仕事においても、楽に稼げる方法はきっと見つかるでしょう。
そんな時代だからこそ、楽に逃げたり現状に満足したりせずに「深く考え続けられる」かどうかがコンサルタントとして活躍できるかどうかの分かれ道です。
クライアントに相談されたり、上司から指示されたりするかどうかに関わらず、
もっといい方法はないか…
もっと良くするためにはどうすればいいか…
と、常に問題を発見し課題を解決しようとすることが求められます。
また、古い知識はあっという間に使えなくなってしまいます。クライアントの対応をしながら、常に自分自身もアップデートしていく必要があります。
そこうしたプロセスを、楽しんで自分から進んでやれるかどうかは、コンサルタントとしての成長に大きく関わってきます。

社会の問題解決に関心を持っている

コンサルティングは、問題解決業です。日々の仕事では、目の前のクライアント一社一社の問題解決にあたりますが、より広い視野で見ると、それが社会全体の問題を解決することにも繋がります。
今は、新しいものやサービスがたくさん生まれていますが、新しいものが生まれればそこに必ず問題も生まれます。
根深いものから新しいものまで、問題を解決し社会をより良くしていきたいという気持ちを持っている人ほど、コンサルティング業界で長く活躍しつづけています。

コンサルティング業界で
得られる経験、
身に付く能力

コンサルティング業界で働くことで、
次のような経験・能力を得ることができます。

業種・業界の情報

ご自身が関わる領域において、広く深い知見を得ることができます。業界の全体観を把握できるだけでなく、様々なデータやその分析結果など、コンサルティング会社だからこそ得られる知識や情報もあります。

問題解決の手段

論理的思考力などの本質的な思考から、細かな手法まで、あらゆる問題解決の手段を身につけることができます。ここで身につけた力は、この先どんな仕事をすることになってもあなたの基礎となり役に立ってくれます。

経営の最前線

会社経営がどのように行われているのかを間近で見ることができます。特に多くの失敗事例を知れることの価値は大きいです。会社を存続させていくためには成功確率を上げる以上に、失敗の確率をいかに減らすかという視点が実は大切です。それを机上の空論ではなく、リアルに学ぶことができます。

コンサルティング会社の種類は? コンサルティング会社の種類は?

さらに自分の勤める会社が、どのようなクライアントを相手に仕事をしてるかによって体験できる内容も異なります。

国内トップ企業などの
大手企業の支援が中心の場合

ブランドの立ち上げや商品開発、またそれを世の中に一気に広げていくマーケティング戦略など、大手企業だからこその資本力や知名度を活用した展開のあり方を知ることができます。
最終的に業界のトップコンサルタント、あるいはプロ経営者として活躍していくためのスキルや情報を得るチャンスが広がっています

スタートアップ支援が中心の場合

スタートアップの立ち上げノウハウをダイレクトに学ぶことができます。大手企業とは違い、お金も知名度もなく、人も足りない中でどう事業を軌道に載せていくのか?というプロセスをリアルで体験する機会がたくさんあります。
将来、自分で独立をしたいと考えているのであれば、ここでの体験が活かされるはずです。

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