2025年入社式【代表からの祝辞】

2025/03/31(月)

新入社員の皆さん、改めましてご入社おめでとうございます。
今日から、皆さんがSUMUSの一員として新たな一歩を踏み出すこと、本当に嬉しく思います。
私自身も、2005年4月に社会人としてのスタートを切りました。

ちょうど20年前ですね。私も皆さんと同じように、ワクワクする気持ちと、不安や緊張が入り混じっていたことを今でも鮮明に覚えています。
どんな感情であれ、それはすべて新しいチャレンジに向かうサインです。

まずはその気持ちを大切にして、今日という日を自分のスタートラインとして心に残しておいてください。

さて、時代が変わっていく中で、「なぜ今でも新入社員の入社式を続けているのだろう」とふと考えました。
中途入社のスタッフに対しては入社式は行いません。でも、新卒だけは今も変わらず入社式を行っています。
その理由を自分なりに考えてみたとき、こう思いました。

それは、新入社員一人ひとりの話を聞き、しっかり迎え入れる時間を設けることで、私たち迎える側も初心を思い出し、
会社全体として“再出発する日”にしているんじゃないか、と。

皆さんにとっての「新入社員所信表明」も、まさにそのスタート地点です。
最初のお仕事、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございます。

では、今日はそんな皆さんに2つのメッセージを贈らせてください。

■ ひとつ目のメッセージ:「目的意識を持って働こう」

これから皆さんは、仕事という新しいフィールドで、たくさんの経験を積んでいくことになります。
最初は右も左も分からず、覚えることも多くて、「とにかく目の前のことをこなすので精一杯」という毎日になると思います。
でも、それでまったく問題ありません。誰もがそうやって、社会人としての一歩目を踏み出しています。

そんな中で、ぜひ忘れずにいてほしいのが、「自分はなぜこの仕事をしているのか?」という問いです。

そんな中で、ぜひ忘れずにいてほしいのが、「自分はなぜこの仕事をしているのか?」という問いです。

言い換えると、「目的意識を持って働く」ということです。

ピーター・ドラッカーが語った「3人のレンガ職人」の話をご存じでしょうか。
旅人がレンガを積んでいる3人の職人に出会い、「何をしているのか?」と聞いたところ——

1人目は、「レンガを積んでるだけさ」と、不機嫌に答えた。
2人目は、「家族を養うために、壁を作ってるんです」と感謝を込めて答えた。
そして3人目は、目を輝かせながら「私は歴史に残る大聖堂を建てているんです」と答えました。

同じ仕事をしていても、その中にある“目的意識”はまったく違います。

そしてこの話には続きがあります。
10年後、1人目は相変わらず文句を言いながらレンガを積み続け、
2人目はより給料の良い仕事に転職し、
3人目は施工管理者になって、完成した聖堂には彼の名前が刻まれたそうです。

何をやるかももちろん大切ですが、「どんな目的でやるか」が、その人のキャリアや人生を大きく変えるのだと思います。

SUMUSでも、目的意識を持って働いているメンバーがいます。

たとえば、昨年MVPを獲った本田さん。
彼は理想が高く、「こうあるべきだ」というビジョンを強く持っています。
時にはその理想がまわりとうまく噛み合わず、うまくいかないこともあるかもしれません。
でも、その理想があるからこそ、彼は自分を奮い立たせて、粘り強く取り組む力を持っているのだと思います。

一方で、一昨年MVPを受賞した中村さんは、「自分や会社のためには頑張れないけれど、目の前のお客さんのためだったら頑張れる」と言っていました。
彼にとっての目的は、“誰かの役に立ちたい”という想い。それが原動力になっています。

大切なのは、「この仕事を通じて、どうなりたいのか」、「何を実現したいのか」を、自分自身の言葉で見つけていくこと。

目的があるから頑張れるし、つまずいたときに立ち上がる力にもなります。
ぜひ、自分なりの目的意識を育てながら働いていってください。

■ ふたつ目のメッセージ:「石の上にも三年」 “意味のある存在”を目指して

もう一つお伝えしたいのは、「石の上にも三年」という言葉です。
ちょっと古い表現かもしれませんが、やはり本質的だと思っています。

なぜ三年なのか?
それは、コンサルタントやデザイナーとして一人前になるには、それくらいの時間がかかるからです。

とはいえ、「三年間我慢しろ」という話ではありません。
大切なのは、“この三年でどんな成長をしていくか”ということです。

SUMUSでは、成長を「役に立つ」と「意味がある」の二段階で捉えています。

まずは、「役に立つ存在」になること。
困っている人を見つけて、その課題を解決し、「ありがとう」と言ってもらえる仕事をたくさん経験してください。
この段階は、社会人としての自信を築くうえでとても大切です。

でも、それだけでは足りません。

「役に立つ」ことが目的になってしまうと、手段ばかりが増え、表面的なスキルにとどまりがちです。
たとえば、「ブログを書く時間がない」と言われたときに、代わりに書いてあげる。たしかに役には立ちます。
でも、それだけでは「経営を変える」ような意味のある支援にはならないこともあります。

ここで少し私の話をさせてください。
私は漫画が好きで、よく読んでいます。

スタッフの大森さんには「小林さんはスポーツ漫画だけ読んでればいいんですよ」と言われるくらい(笑)。

いま、世界ではサッカーやバスケ漫画が非常によく売れています。
なぜ野球ではなくサッカーやバスケなのか?という“意味”を考えてみました。

野球漫画には親子などの縦の関係が多く描かれ、
一方でサッカーやバスケは、同級生などの横のつながりが多く描かれています。
今のSNS時代、横のつながりが重視されている世の中で、バズりやすいテーマとしては後者なのではないかと。

このように、コンサルタントがもし漫画家さんに出会ったとしたら、
単に「役に立つ」アドバイスをするのではなく、「意味がある」視点で一緒に考えられる存在でありたいと思っています。

“意味がある”というのは、すぐに答えが出るわけではありません。
「今回のプロジェクトの本質は何か?」「本当に解決すべき課題はどこにあるのか?」
そうした問いに向き合う姿勢こそが、コンサルティングの真髄であり、“意味のある存在”へとつながっていきます。

正直、めんどくさいです。
結果もすぐには見えませんし、思考もエネルギーが要ります。
それでもSUMUSに入ってくれた皆さんには、ぜひそこに挑んでほしいと願っています。

「長時間働いてください」と言いたいわけではありません。
「悩み続けてください」とも思いません。

でも、「問いに向き合い、意味を考える力」は、若いうちから意識して鍛えてほしいと思っています。
それが、これからの時代に求められ

■ 最後に

ということで、今日はこの2つを贈らせてもらいました。

ひとつは「目的意識を持って働くこと」 そしてもうひとつは、「石の上にも三年」——“意味のある存在”を目指して、粘り強く成長していくこと。

この2つの視点があれば、これからどんな壁にぶつかっても、自分の軸を持って乗り越えていけるはずです。

皆さんはこれから、たくさん挑戦し、悩み、時にはつまずくかもしれません。
でも、そのすべてが、皆さんの血となり肉となっていきます。

ぜひ、SUMUSという場所を使い倒してください。
たくさん挑戦し、たくさん成長し、一緒に“まだ見ぬ風景”をつくっていきましょう。

改めて、ご入社おめでとうございます。これから、よろしくお願いします。

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