佐々木 彩那Tatsuya Nagahori
MEMBERビジネスコンサルタント
2025年4月入社
神奈川県
まるで、仕事をしながら旅をしているよう。世界が広がり「できること」が増えていく。
まるで、仕事をしながら旅をしているよう。世界が広がり「できること」が増えていく。
「できることを増やしながら、やりたいことを見つけたい」。そう語る佐々木彩那さんは、いま制作ディレクターとして、地域ごとの価値観や悩みに向き合う日々を送っています。仕事を通じて視野を広げながら、挑戦を重ねるなかで見えてきた、この仕事の面白さと、これからの目標について伺いました。
なぜ、SUMUSに入社しようと思ったんですか?
「自分にピンとくるキーワード」があるかどうか。それが就活中に会社を選ぶ基準でした。そんな中で見つけたSUMUSの「まちづくり」という言葉が、当時の私にはすごく魅力的に映りました。
今思えば、その時の「まちづくり」への解像度はかなり低かったと思います。でも、自分が知らない場所や地域に関わることができるということに強く惹かれました。
私は神奈川県川崎市の出身で、地方の暮らしや空気感にほとんど触れることなく育ってきました。大学時代に、愛知や大阪など関東以外の人たちと関わる機会が何度かあり、「外に出るのって楽しい」「もっといろんなまちを知りたい」と思うようになったんです。と同時に、自分がこれまで一部の狭い世界のことしか知らないんだということを痛感しました。
せっかく同じ日本に生きているのだから、もっといろいろな地域に足を運び、自分の目で見て、知って、感じてみたい。そう思ったことが、SUMUSを選んだ大きな理由の一つです。
実際にいろいろな地域に行って仕事をしていて、どんなことを感じていますか?
一番おもしろいと感じるのは、地域ごとに全く異なる価値観や悩みに触れられることです。これは制作に限らず、SUMUSで働く誰もが実感することかもしれません。
たとえば、愛知県のある工務店では「せっかく採用サイトを作ったのに全く応募が来ない」という悩みを抱えていました。詳しく話を聞くと、愛知はトヨタ自動車の影響力が非常に強く、優秀な人材はみな大手に流れてしまうとのこと。さらに、名古屋市への一極集中の影響もあって、検索されづらいエリアは人を集めるのがとにかく難しいという、地域特有のリアルな事情が見えてきました。
また栃木県では「持ち家を持っていないと一人前ではない」といった価値観が根強くあることを知りました。私にとっては全くなじみのない感覚で、文化や生活の背景の違いを実感した出来事でした。
全国のいろいろなまちに関わり、その土地の暮らしや考え方を知れるのは、この仕事ならではの魅力だと思います。仕事をしながら旅をしているような感覚があるというか、自分の視野がどんどん広がっていくのを感じています。
入社時にやりたかったこと、また、今やりたいことはどのようなことですか?
入社当初は「これがやりたい」という明確なビジョンはありませんでした。ただ「できることを増やしたい」「いろんなスキルを身につけたい」という気持ちはありました。そうした柔軟な環境があると感じたことも、SUMUSを選んだ理由のひとつです。
「まずは総合力を高めたい。その中で自分がやりたいことを見つけていきたい」-。そんな思いでスタートしました。
いまも模索しているところではありますが、将来的には、自分の言葉や考えを使って「何かを発信する仕事」に挑戦してみたいと考えています。文章でも、話すことでも、人に何かを伝えるのが好きなんです。
自分が感じたことや、気づいたことを、自分の言葉で誰かに届けて、それが相手の小さな行動のきっかけになる。そんな役割をいつか担えたらいいなと思い描いています。
未来の後輩にむけてメッセージをお願いします。
SUMUSの魅力は「何でもやらせてくれる会社」だということだと思います。私自身は制作事業部でディレクター業務を担当していますが、職種の枠を越えて、他部署の方と関わったり、新しいことに挑戦させてもらえる機会が多くあります。
その一方で、良くも悪くも「無茶ぶり」が多い会社でもあります(笑)。「これ、ちょっとやってみる?」と突然新しいミッションが生まれることもありますが、それを「なんか大変そうだけど、せっかくだしやってみるか」と前向きに捉えて楽しめる人には、すごく合っていると思います。
つい「自分にこの仕事が向いているのかどうか」を考えたくなってしまいますが、どれだけ考えてもそれは妄想に過ぎません。結局のところ、向き・不向きはやってみなければ分からないので、実践の中で学ぶことが何より大事だと感じています。
冒険心を持って、まずは飛び込んでみること。
たとえ壁にぶつかっても、それを乗り越えるプロセスそのものも楽しめる人なら、きっとSUMUSで面白い日々を過ごせると思います。