【お客様の声:シュウハウス工業株式会社 代表取締役・岡崎秀悟様】 SUMUSさんとともに、新たな工務店像をつくっていきたい。
2020/07/01(水)
こんにちは!ディレクターの堀川です。今回は「お客様の声」として、シュウハウス工業株式会社 代表取締役・岡﨑秀悟様に、SUMUSとの出会いのきっかけや今後の展望について語っていただきました。
【お客様情報】
シュウハウス工業 株式会社
代表取締役 岡﨑 秀悟
本社 〒781-5103 高知県高知市大津乙1055-1
TEL.088-866-4009高知県高知市を拠点に、無垢材をふんだんに使った健康住宅を建築・販売し、リフォーム、インテリア、カフェといった、住まいと暮らしにかかわる一連の事業を展開する。また一方で、オフィスとキャンプをかけ合わせたオフィスリノベーションによる働き方改革を推進し、地元企業を支援するなど、さまざまな形で地域の発展に貢献している。
Web集客が1年半で7倍に
SUMUSとの出会いのきっかけ、現在の関係性についてお聞かせください。
私が参加したとあるセミナーで講師をしていたのが、SUMUS代表の小林さんでした。最初は経営効率を改善するアプリ開発の部分でお手伝いいただき、それからのお付き合いになります。
シュウハウス工業が本社を置く高知県は、全国的に市場規模の小さいエリアです。年間100棟以上建てるような会社はなく、トップクラスでも30〜40棟ほどでしょう。今後も県全体としての着工棟数減少が見込まれるなか、シェアを獲得するためには、当社がファーストコールカンパニー(必要なときにお客様が真っ先に声をかける企業)にならなければならない。と同時に、新築住宅の建築以外の分野にも進出し、コアコンピタンス(競合他社を圧倒的に上回る能力)を身につける必要があると、私は考えました。
SUMUSさんには今、当社が手がける各事業のコンサルティングに入っていただき、経営の観点、あるいは組織づくりの観点から、部門別の人材育成方法など、さまざまなアドバイスをもらっています。わかりやすい成果の事例をひとつ挙げると、Web集客において広告運用やSNS投稿をサポートいただいたおかげで、サイトの月間セッション数がわずか1年半で7倍にも増えました。今や当社のWeb集客力は県内トップクラスです。
よく言われるように、経営資源はヒト・モノ・カネ・情報から構成されています。その4つめの資源について、SUMUSさんからはたくさんの有益な情報をいただいているので、たいへん助かっています。特に小林さんは、いいか悪いかをハッキリ言ってくれるので、そこが気持ちいいですね。
大切なのは「人づくり」
会社を経営するうえで大切にされている考えを教えてください。
シュウハウス工業では、親から子、子から孫へ住まい継がれる家づくりを目指し、高気密・高断熱な「スーパーウォール工法住宅」を推奨しています。
しかし、住宅のスペックを高めることだけに重きを置いているわけではありません。家自体は生活していくための器であって、本当に大切なのは、そこで紡がれる家族との時間であり、笑顔であり、幸福なのです。だからこそ、その形のないものについて、お客様に価値提供できる「人」の存在が重要だと考えています。
道徳と経済を両輪に、社員の人間性を育てていく。私が会社を経営するうえで大切にしているのは、「人づくり」です。人事評価においても、売上実績だけではなく、たとえば、プラス思考かどうか、感謝の心があるか、思いやりを持って相手に接しているか、といった基準を重視しています。
私は社長という仕事に執着しているわけではないので、後進に譲りたいというか、むしろ奪ってほしいと考えています。私を含め今の幹部社員が楽しそうに仕事をしていることもあって、あんなふうになりたいと上を目指す若手社員が実際多いんですよね。だから、社長になりたい人はどんどんなってください、と。現在の事業を分社化して、そこの社長をやってもらうという構想もあります。
私は彼らにしっかりバトンをつないでいかないといけません。しかもただのバトンではなく、ピカピカに磨いた金色に輝くバトンを。
四国全土を見据えて事業を多角化
今後のビジョンをお聞かせください。
毎月1回、全社員参加の勉強会を開いています。たとえば「ご近所に愛される現場とは?」というテーマでグループディスカッションをし、そこで出たアイデアをルールブックとしてまとめる。与えられたものに従うではなく、みんなで決めてみんなで守ることが重要だと考えています。
また、事業として行っているカフェの隣に社員食堂をつくったり、社員旅行に行ったり、家族参加OKのバーベキュー大会を開いたり、当社では社員間コミュニケーションを普段から積極的に図っています。一方で、スノーピークビジネスソリューションズと提携。オフィスとキャンプをかけ合わせたオフィスリノベーションによる働き方改革を推進し、地元企業を支援する取り組みを始めています。
特に本社のある大津エリアにおいては、年間8,000組以上を集客するカフェを核に、家具や雑貨販売、スノーピークとコラボした室内キャンピング・スペースの貸し出しなどを通し、“大津の街づくり”にチャレンジしています。SUMUSさんとタッグを組んで、大津をカップルのデートコースとなるように街にしたい。そんなふうに構想しています。
ただ、今後の展開を考えたとき、大津エリアや高知市、あるいは高知県だけでは市場規模として限界があるでしょう。そこで、隣県の愛媛県で後継者不足で困っている企業と組んで、新しい法人を立ち上げることも計画中です。当社が買収する形ではなく、共同経営で事業を立て直す。3〜5年で成果を出して、事業承継するところまで想定しています。
私は「人づくり」を大事にする経営者ですので、そこに共感してもらうことが大前提。そのうえで組織風土の醸成、企業文化の浸透を図っていきます。SUMUSさんの力も借りながら、四国全土を見据えて事業を多角化し、新たな工務店像をこれからつくりあげていこうと思います。