「お客様に喜ばれる」ことが仕事を楽しむ最大の要因。成果と“楽しさ”を両立させる方法。

2024/08/09(金)

SUMUSの顧客第一主義の理念や6つのフィロソフィーを最も体現した人に贈られる「SUMUS MVP」。 08期に受賞したのは、新規事業として立ち上がったマーケティングコンサルティング部門の中村ののはさんでした。日頃のどんな活動が受賞に繋がったのか。中村さんとマネジャーである加坂さんに話を聞きました。

まさかのMVP!自分の名前が呼ばれるなんて思っていませんでした

中村さんは08期のMVPを獲得されましたが、日頃からフィロソフィーを体現することを意識して行動したりされていたのでしょうか?

加坂:SUMUSには6つのフィロソフィーがありますが、月に1つずつ「今月のフィロソフィー」が定められます。全体会議の中でそれに対してどんなことをやるのか、先月はどうだったのかをチームごとに話し合う時間が持たれています。

正直、僕はその月のキーワードを意識して動くということはほとんどやっていなかったんですが、中村さんはしっかりと考えて動いている印象はありました。ただ、MVPを狙っているような感じではなかったですね。

中村:私も毎月フィロソフィーを意識していたわけではないんです。MVPに選ばれたことも完全に予想外でした。MVPが発表されるときも、自分の名前が呼ばれるはずはないと思ってたので、何の準備もしてなくて、本当にびっくりしました。

数字以上に、お客様を大事にしたい

ご自身で意識はしていないということですが、なぜMVPが獲れたと考えていますか?

中村:私としては「こういう風にお客様と関わりたい」と、自分がやりたいようにやっているだけなんですが、結果的にそれがSUMUSのフィロソフィーと合うところが多かったんじゃないかなと思います。

加坂:SUMUSらしいというのがどういうものなのか表現するのが難しいけれど、僕らのチームにおいては「顧客第一主義」で、しっかりとお客様のことを意識しながら動いているという部分には自信があります。

会社が掲げている数字を達成しようとすると、どこかで「お客様のため」と相反する動きをしなければいけない場合もあると思うんです。でも、そういうことはしない、とはっきり決めています。

あまり大きな声ではいけませんが、お客様のことを犠牲にするくらいであれば未達成でいいと思っています。

中村:私は人と打ち解けて仲良くなるのが得意なんです。お客様とも毎日連絡をとって、細かいこともすべて報告をして、かなり密に関わり合いました。お客様とワンチームになり頑張ったことが今回のMVP受賞にも繋がったかなと思います。

でも、数字でも結果を出す

中村:私はめちゃくちゃ負けるのが嫌いなので、何かするなら一番がいいし、とにかく人にナメられたくないという気持ちが強くあります。マーケティングコンサルに入る前はカスタマーサクセスの部門にいたのですが、そこは何となく社内で「コンサルで結果を出せない人がいくところ」という空気がありました。それが、ものすごく気に食わなかったんです。

ここでも「勝ちたい!」と思った私は、誰が見ても明らかな、客観的な”数字”で結果を出すことを目指しました。

加坂:マーケティングコンサル部門は新規事業として立ち上がった部門で、メンバーも最初は僕と中村さんの2人だけでした。一緒に仕事をする中で特に彼女の魅力だなと思うポイントは

・負けず嫌いで決めたことは最後までしっかりとやり通す

・新しいことが好きで、楽しみながら「やってみよう」と行動できる

・人に喜んでもらうことが人一倍好き

という3つ。その中でも「新しいことが好き」というのは僕たちのようなトレンドに関わる仕事をしている人には大切な要素だと思っています。新しいことにアンテナを立てて、楽しみながら「やってみよう」と思えるのはいいですね。

仕事は嫌なことも多い。だからこそ「楽しむ」方法を考える

中村さんは入社間もないころから独走状態で活躍されていますが、仕事を任せていく上で加坂さんが意識されていたことはありますか?

加坂:当時は部門が立ち上がったばかりで僕自身も余裕がない中、中村さんが自分で考えて動いてくれたというのが大きいです。その中でも彼女はミスをしないんですよ。

ミスが起こると、僕も対応に行かなくてはいけなくなるし、時間がとられます。そうすると、今後はもっと注意して見なくちゃいけなくなるんですが、彼女は本当にミスがないから安心して任せることができました。

今はインターンの子もいるので、「ミスは次に活かせれば全く問題ないけれど、とはいえチェックに時間をかけてもいいから防げるミスをしないように」と伝えています。

中村:私、ものすごく心配性なのでいろんなことをかなりチェックしています。ミスそのものというよりも、「ミスをして加坂さんに迷惑をかけること」や「できない自分を目の当たりにすること」が嫌なんです。心配性すぎて、一時期ミスをして加坂さんに怒られる夢ばかり見ていたときもあります(笑)。

加坂:怒ったことないのに!?

中村:それくらい「ミスしたらどうしよう」が大きくて、とにかく念入りにチェックします。ミスをしたり、上司に怒られたりしたら仕事って楽しくなくなりますよね。私は仕事でも楽しいことしかしたくないんです。

仕事は「好きか嫌いか」で言ったら嫌なことも多いじゃないですか。本音を言えば家で寝たり、遊んだりしたい。

でもやり方次第で、楽しくはできると思うんです。仕事を楽しむ一番の要因は、人から喜ばれること。だからお客様にどうすれば喜んでもらえるかをいつも考えています。逆にクレームやミスは楽しくないから、できるだけ起こらないようにする。そうやって楽しく仕事をしています。

今後、後輩が増えてきたときには、「こういう風に工夫すれば仕事って楽しくなるよ」ということを伝えていきたいですね。

加坂:僕は仕事が好きで楽しいタイプなんですが、チームメンバーにも「仕事がしんどい」とは思ってほしくないと思っています。この部署も嫌だと思いながら働き続ける環境にはしたくないので、それぞれのやりたいことを聞きながら強みを伸ばしていける組織にしていきたいです。

暗い顔をしながらは、働いてほしくないですね。

「外注先」ではなく「チームメンバー」になれた瞬間

「お客様に喜ばれる」というキーワードが何度か出てきましたが、中村さんの経験の中で思い出に残っているエピソードはありますか?

中村:あるクライアントさんの案件で、ものすごく成果が出せたことがありました。するとその年の方針発表会に呼んでいただいて、社員の方々の前で成果発表する機会をいただきました。

私が今やっている広告運用の仕事は、パソコンさえあればよくて、お客様との繋がりも数値の報告ができればいいのでZoomだけでも事足りるんです。それなのにわざわざ社内イベントに呼んでくださり他の社員の方々に紹介してくださるというのは、「中村ののは」という人間を買ってくださっているんだなと感じました。

そのときに先方の社長や専務が「ののはちゃんは、外注じゃなくて、チームの一員だよ」と言ってくださったことがとても嬉しくて、今も心に残っています。

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